
なかなかユニークなスタイルですが、近代的なアウトラインを持っているようでもあり、日本機らしからぬ魅力がありますね。
サフ吹きが終わったら塗装です。塗装の指示は上面はいつもの暗緑色で、下面は灰緑色です。
さらに組み立て説明書の解説によると、「関係者の談話によれば、各部の塗装については同じ空技廠で開発された銀河に準ずるようです。」と書かれています。
私がいただいたパッケージは初期の製品だったようで、塗装指示は現在の製品と異なっています。
現在は下面を橙色で塗られていた、との実機を見た方の証言に基づいているようです。それによると、上面は暗緑色であるものの、下面は他の試作機と同様に橙色になっています。
まぁ、ぶっちゃけどっちが正しいか分からんです。(笑) なので、自分の気に入ったほうで塗っちゃいました。
趣味の模型なんだから、それで良いんです。(^^)
途中の過程を飛ばしちゃって申し訳ないですが、ご覧の通り下面を灰緑色、上面を暗緑色と言うことにしました。
既に味方識別帯も追加してあります。 脚収納庫は機体下面色またはシルバーと書かれていましたが、ただでさえ地味なマーキングなので、少しでもカラフルにとシルバーで塗りました。


試作機ゆえ、マーキングは日の丸だけ! シンプルですな〜。(笑)
塗装でやっちゃおうかな、とも考えたんですが、お手軽モデリングをモットーに進めたかったので、デカールを使用しました。

しかし、キットのデカールは黄ばんでいたため、蛍光灯スタンドを使って紫外線漂白を実施。丸二日程度光に当てたら、黄ばみが殆ど取れました。
とは言うものの、経年劣化は元に戻りません。このデカールでは経年のため糊が劣化しており、台紙から剥がれにくくなっていました。無理に外そうとするとデカールが割れてしまいます。 割れた部分は塗装でタッチアップしました。
景雲って、下面の日の丸も白フチ付きらしいですね。

プロペラとコックピットが無いと、ジェット機と言っても通用するくらい、近代的なスタイルをしていると思います。

で、完成! 前輪式の飛行機は今回が初めてです。
錘は当初考えていた以上の量を仕込んだので尻餅はつきませんが、完成までは心配ですね〜。(笑)


ジェット機のような機体も、プロペラともっこりした風防を付けた途端、試作機特有の野暮ったさが出てくるから不思議です。(^^;
試作機が好きな方には申し訳ないですが、個人的には試作機全般的にあまり良い印象がなくて、作ったことがありませんでした。
でも、製作の過程で今回のように、実機の独創的な技術の一端を垣間見た気がして、思いの外製作を楽しむことが出来ました。 今回で試作機を見る目が変わったかもしれません。
作左さん、ありがとうございました〜!楽しかったです〜!(^^)