長年の思いがやっと叶いました。(笑)

皆さん、こんにちは。
ハセガワ 1/32 F6F-5 ヘルキャットが完成しました。
着手から完成まで3年半も掛かってしまいましたが、前回のエントリーで書いたような、特別な思い入れがありましたから感慨無量です。
最後の追い込みは、小部品の作り込みでした。
増漕は、ヒレ状の接合跡がオミットされていたので、0.3mm のロッドで再現しました。 実物はもっと薄いんでしょうけど、模型だからこんなもんで大丈夫。(笑)

ぐるっと一周巻いていきます。

でけた。他に、胴体に固定するロッドや揺れ防止のベルトなども全て削り取り、プラ材で作り直しました。

まぁまぁでしょ。

キャノピーはモールドがつぶれていたので、以前に筋彫りを入れ直しています。

また、防弾ガラスとフレームを自作し、フロントガラスの内側に貼り付けました。このあと、バックミラーも自作して取り付けましたが、写真を撮り忘れました。(^^;

主脚は定石通り、ブレーキパイプとその固定リングを追加してあります。

キットのトルクリンクはただのプラ棒みたいなもので、このスケールにしてはあまりにもショボかったので作り直しています。

あと、着艦フックは機体に収納状態にするので先端のみ。しかし、キットのフックは薄っぺらな「?」マークみたいで貧弱だったのでプラ板で挟み込み、厚みを盛って整形。(左) あと、カタパルト射出用のフックも自作しました。

画像を撮り忘れましたが、この他はアンテナ線と碍子を自作して機体に取り付け、めでたく完成と相成りました。ヽ(^。^)ノ
※TV の前で撮影したため、青っぽく画面の映り込みが入ってしまっているのは、気にしないで下さい。(汗)


着艦フックのクローズアップはこんな感じ。
割りと良いでしょ?

機銃は、ニューム管と真鍮パイプを組み合わせたもの。実銃用のガンブルーで染めています。ここはコダワリのポイント!(笑)
あと、トルクリンクも良い感じに落ち着いて、一安心です。
カウリングもリップの角をかなり削り込んで修正したので、違和感なく仕上げられたと思いますが、いかがでしょう?

コックピットのクローズアップ。 このキットのキャノピーはまた難物でして...最後まで完全にフィットさせることが出来ませんでした。でも、コックピット周りは何とかゴマカシが効かせられたかな。(笑)
フロント内側の防弾ガラス(のフレーム)と第一キャノピー上部のバックミラーが分かるでしょうか?


1/32 スケールはしばしば、その大きさゆえに小スケールに比べて密度感が希薄になる傾向があり、ややもすれば間延びした印象になりがちなので、スケールに応じた密度感を出そうと思い、リベットを全身に打つことにしたわけですが、苦労しただけの効果は得られたと満足しています。自己満足ですけどね。(笑)

この角度から見たヘルキャットが、一番力強く感じます。
機首はもう少し太い方がより実機に近い雰囲気になると思います。今回は特に修正していませんが、ペガサスさんの考証は理に適っていて、私も支持しています。

ノーズはキャノピーからカウルリップまで一直線のラインを出すことが、ヘルキャットらしさを表現するキモだと思います。
キットは、カウルをそのまま取り付けると若干上向きになってしまうので、取り付けを僅かに下向きに調整したところ、ドンピシャのラインを出すことが出来ました。


なにしろ着手が3年半も前ですから、当時の自分の技術で作った部分は、今の目で見ると妥協するレベルが低すぎて、あちこち不満や失敗した個所が少なくないのですが、完成してみるとそんなこと気にならなくなるほど嬉しいものですね。(笑)
さて、25年前に出会ったあの作品に迫ることが出来たでしょうか。少なくとも、「気持ち」だけは負けなかったと思っています。(笑)

とは言え、当分はハセガワの旧 1/32 に手を付けることはなさそうです。(苦笑) 今度の 1/32 はタミヤの零戦かスピットをやりたいですね。これに比べれば、むしろ手早く完成できそうな気がします。(笑)
さて、次はずっと滞っていたお祭りアイテムに着手しますよ。