2012年09月08日

1/32 ハセガワ F6F-5 再開 最終回

完成。
長年の思いがやっと叶いました。(笑)

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皆さん、こんにちは。
ハセガワ 1/32 F6F-5 ヘルキャットが完成しました。
着手から完成まで3年半も掛かってしまいましたが、前回のエントリーで書いたような、特別な思い入れがありましたから感慨無量です。

最後の追い込みは、小部品の作り込みでした。
増漕は、ヒレ状の接合跡がオミットされていたので、0.3mm のロッドで再現しました。 実物はもっと薄いんでしょうけど、模型だからこんなもんで大丈夫。(笑)

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ぐるっと一周巻いていきます。

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でけた。他に、胴体に固定するロッドや揺れ防止のベルトなども全て削り取り、プラ材で作り直しました。

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まぁまぁでしょ。

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キャノピーはモールドがつぶれていたので、以前に筋彫りを入れ直しています。

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また、防弾ガラスとフレームを自作し、フロントガラスの内側に貼り付けました。このあと、バックミラーも自作して取り付けましたが、写真を撮り忘れました。(^^;


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主脚は定石通り、ブレーキパイプとその固定リングを追加してあります。

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キットのトルクリンクはただのプラ棒みたいなもので、このスケールにしてはあまりにもショボかったので作り直しています。

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あと、着艦フックは機体に収納状態にするので先端のみ。しかし、キットのフックは薄っぺらな「?」マークみたいで貧弱だったのでプラ板で挟み込み、厚みを盛って整形。(左) あと、カタパルト射出用のフックも自作しました。

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画像を撮り忘れましたが、この他はアンテナ線と碍子を自作して機体に取り付け、めでたく完成と相成りました。ヽ(^。^)ノ
※TV の前で撮影したため、青っぽく画面の映り込みが入ってしまっているのは、気にしないで下さい。(汗)

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着艦フックのクローズアップはこんな感じ。
割りと良いでしょ?

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機銃は、ニューム管と真鍮パイプを組み合わせたもの。実銃用のガンブルーで染めています。ここはコダワリのポイント!(笑)
あと、トルクリンクも良い感じに落ち着いて、一安心です。
カウリングもリップの角をかなり削り込んで修正したので、違和感なく仕上げられたと思いますが、いかがでしょう?


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コックピットのクローズアップ。 このキットのキャノピーはまた難物でして...最後まで完全にフィットさせることが出来ませんでした。でも、コックピット周りは何とかゴマカシが効かせられたかな。(笑)
フロント内側の防弾ガラス(のフレーム)と第一キャノピー上部のバックミラーが分かるでしょうか?

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1/32 スケールはしばしば、その大きさゆえに小スケールに比べて密度感が希薄になる傾向があり、ややもすれば間延びした印象になりがちなので、スケールに応じた密度感を出そうと思い、リベットを全身に打つことにしたわけですが、苦労しただけの効果は得られたと満足しています。自己満足ですけどね。(笑)

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この角度から見たヘルキャットが、一番力強く感じます。
機首はもう少し太い方がより実機に近い雰囲気になると思います。今回は特に修正していませんが、ペガサスさんの考証は理に適っていて、私も支持しています。

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ノーズはキャノピーからカウルリップまで一直線のラインを出すことが、ヘルキャットらしさを表現するキモだと思います。
キットは、カウルをそのまま取り付けると若干上向きになってしまうので、取り付けを僅かに下向きに調整したところ、ドンピシャのラインを出すことが出来ました。

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なにしろ着手が3年半も前ですから、当時の自分の技術で作った部分は、今の目で見ると妥協するレベルが低すぎて、あちこち不満や失敗した個所が少なくないのですが、完成してみるとそんなこと気にならなくなるほど嬉しいものですね。(笑)
さて、25年前に出会ったあの作品に迫ることが出来たでしょうか。少なくとも、「気持ち」だけは負けなかったと思っています。(笑)

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とは言え、当分はハセガワの旧 1/32 に手を付けることはなさそうです。(苦笑) 今度の 1/32 はタミヤの零戦かスピットをやりたいですね。これに比べれば、むしろ手早く完成できそうな気がします。(笑)

さて、次はずっと滞っていたお祭りアイテムに着手しますよ。
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2012年09月02日

1/32 ハセガワ F6F-5 再開 第10回

25年前の憧れを追いかけて・・・

皆さん、こんばんは。
今からちょうど 25年前。私がまだ学生だった頃、幼少以来離れていた模型作りに戻ったことがありました。

そんなある日、購読していたモデルアートに掲載されていた作例に、私の目は釘付けになりました。
それは「太平洋航空戦のエースたち」という特集記事に掲載されていた、小池龍成さんという方が製作されたハセガワ 1/32 のヘルキャットでした。
キットは、現在では当然のことながら、その当時においても既に古い部類に分けられる内容でしたが、その記事の中の作例は、極めて丁寧で緻密。そして、初めて見る派手なスコアマークと黄色く目立つパーソナルレターが映えるエース機の力強い姿に、一目で魅了されてしまいました。

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当時は今のような情報に乏しく、アフターパーツや別売りのデカールなどを置いている模型店も限られており、実際に見たこともなかったのですが、何としてもこの素晴しい作品と同じものを自分の手で作ってみたいと思うようになっていました。
とは言え、当時の私の技術は稚拙そのもの。(笑) 基本的な接着跡を消したり、ピースコンのヤング88 を使ってオオタキの 1/48 F4U-1A にマスキングで国籍マークを塗装表現したり、と一応の背伸びはしていたものの、1/32 という大スケールをまとめ上げるだけの技術や経験、そして情報(資料)もなく、意気揚々と製作を開始したものの、翼の運河彫りを埋めただけで投げ出してしまいました。(苦笑)

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それから 20年くらい経った頃でしょうか。 ある日ヤフオクでプラモデルの飛行機を漁っていたら何と!当時の小池さんの作例が完成品として出品されているではないですか! 同時に、とても悲しいというか、寂しい気持ちにもなりました。

昔、雑誌で見て憧れていた作例を偶然拝見することが出来たわけですが、それがヤフオクに売りに出された商品画像とは...。

その出品を見て、自分が入札しようかという考えが一瞬頭を過ぎりましたが、すぐに打ち消しました。
なぜなら、今ならあの作品に比肩とは行かないまでも、それに迫るくらいの作品を作ることが出来るかもしれない、という自信があったからです。
それでもあのキットをベースに作るなら、キットのほとんど全ての部分に手を入れなければならず、なかなか着手する決心が付きませんでした。そうこうしている間に、某中華メーカーから 1/32 の F6F 発売の情報が入り、ほのかな期待をしていたのですが、その期待は実物を見て落胆に変わりました。(理由は言わずもがなですね) やはりプロポーションはハセガワがベスト。コイツをベースに作るしかないと決心したわけです。
遂に 2009年3月に製作を開始。 全てのパネルライン引き直し、全身リベット打ちの過酷さで途中で数回の中断を経て、気が付くと既に3年半が経過していました。

そして遂に、25年前に憧れていたモデルがまもなく完成します。

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8月中の完成は叶いませんでしたが、あと本当に少しです。
次回のエントリーをお楽しみに。(笑)


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2012年08月04日

1/32 ハセガワ F6F-5 再開 第9回

皆さん、こんばんは。
いやぁ、毎日暑いですね。 8月に入って、仕事もひと段落しそう・・・と思ったら、また明日の日曜日に出勤となってしまいました。(泣)
気持ちに余裕がないとダメですね。忙しいと気持ちに余裕が無くなって、ブログの更新も滞り気味になるし、ネットでのコミュニケーションもご無沙汰になってしまいます。(>_<) あと、大スケールって、カニを食べている時みたいに無口になるというか、進捗が遅いのでブログエントリーも間隔があいてしまいますね。

愚痴はさておき、ヘルキャットです。
前回で吹いたサフの表面をラプロスで均した後、機体色を吹きました。
今回はガイアノーツのミッドナイトブルーを瓶生で吹いています。 ガイアのミッドナイトブルーはいわゆるグロスシーブルーと同色です。クレオスの 365番と比べても殆ど見分けが付きません(当たり前ですね)。
下の画像は、ミッドナイトブルーを吹いた後にクリアーを二回吹いたものです。 この時点でなかなか良い光沢が出て来て安心しました。(笑)
仕上がりまでにもう少し表面を滑らかに整えたいと思っています。

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せっかくの大スケール。国籍マークくらいは塗装で行きたいですね。 と言うわけで、マスキングテープを切り出して塗装の準備を始めます。
まず、マークの形状に切り出したマスキングテープを所定の位置に貼り付け。

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位置決めを行った後に、切り出した残りを貼り付け、周囲をマスクした後で位置決めに使ったマークを剥がします。
すると、国籍マークの形状にマスキングが出来ます。

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ちなみにヘルキャットの国籍マークは、主翼は直径 45inch、胴体が 50inch です。
モデルを触っていると、静電気で周囲のゴミを吸い寄せるので、色を吹くときにはエアブラシの空吹きでゴミを飛ばしてから塗装を行います。

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マスキング終了。ここはテープをケチらず、しっかりとマスキングします。

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インシグニアホワイトをどばばっ!と吹きます。
吹き返しがあちこちに付着しますが、水にぬらしたティシューで簡単に拭き取れるので気にせずに吹いちゃいます。

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よく乾燥した後、マスキングを剥がします。ドキドキ・・・
おおっ、上手く行きました。\(^o^)/
だんだん先が見えてきました。(笑)

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この後は、クリアーを吹いてマーキングを保護します。 アンテナ類もそろそろ取り付けなくては。
足回りと増漕もそろそろ作らないといけませんね。

ではまた次回。
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2012年07月25日

1/32 ハセガワ F6F-5 再開 第8回

皆さん、こんばんは。
しばらくご無沙汰していましたが、ヘルキャットはサフ吹きまで進みました。

その前に、まずエンジンの工作を行います。
当初、キットのエンジンをベースに大スケールを生かしたディテールアップを考えていましたが、結果的にはプラグコードの追加程度しか出来ず、1/48 並の造形に留まってしまいました。
というのも、キットのエンジンは一見ギアボックスなどリアルに見えるのですが、オリジナルと異なる部分が散見されて、正確に P&W R-2800-10W エンジンを再現するには無理があり、本気再現しようとすると相当手間が掛かることが判明。 また、当初開状態を再現しようとしていたカウリングも、諸々の事情で閉じ状態にしてしまったし、以上により正面から見える部分だけのディテールアップに表現を後退させざるを得ませんでした。

と言うわけで、不本意な状況となりましたが、落胆していても始まらないので進めます。
キットはプッシュロッドまで再現されていたのですが、残念ながら長さが短いのでプラ材で作り直します。

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塗装を終えたものがこちら。ギアボックスにはエンジングレーを吹いています。

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次にプラグコードを追加します。 Φ0.35mm のエナメル線を使いました。

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出来上がりがこちら。

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前述通り 1/48 程度のショボい造形ですねぇ。(^^;
まぁ、正面しか見えなくならからこんなもんで良いでしょ。
次に作る機会があれば(ホントにあるかな?)、Vector のレジンパーツを仕込みたいです。

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さてさて、ようやくサフ吹きですよ。
ビシッとマスキング完了!

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エアインテークには、メッシュを貼りました。

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サフ吹き完了。
下地でモールドを埋めた跡が隠れて、引き直した筋彫りだけが見えるようになりました。
なかなか上手く行っています!良かった。(笑)

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2年越しのヘルキャットも、そろそろ佳境を迎えつつあります。(笑)
次回は、基本色の塗装に入りたいと思います。
posted by COLT-T at 00:16 | Comment(8) | TrackBack(0) | F6F ヘルキャット

2012年07月08日

1/32 ハセガワ F6F-5 再開 第7回

皆さん、こんばんは。
今日は蒸し暑く、雨が降ったり止んだりの典型的な梅雨空でした。 また、明日は日曜日ですが、あいにく仕事があるので、今日はあまり進めることが出来ませんでした。

さてヘルキャットですが、機体の基本工作が最終段階に突入。リベットを打ち終えた機体に、各所の照明を追加しました。
まずは翼端灯。 1/32 は大きいので、透明部品のランナーではサイズが合いません。 なので、以前ハンズで購入した透明アクリル棒を切り出してこれを加工して作ります。 無垢のアクリルはとても固いので、電動リューターに回転のこぎりビットを付けてギューン!と切り出しました。

せっかくのビッグスケールなので、ドリルで赤と青のランプを再現し、次に根元を一回り大きく抜いてシルバーを着色。これでソケットを表現しています。

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胴体後方下面にある、識別灯の3色は当初、カーモデルのヘッドライトパーツを流用しようと考え、アフターパーツまで入手していたのですが、Quickboost からそのものズバリのレジンパーツが出ちゃったので、これを使って手間を省きました。

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1/32 用を使ってみましたが、事前に開けておいた穴とサイズがピッタリ! 自分の縮尺計算が正しかった(?)と自己満足。(爆)
完全に接着したら、フィッティングさせます。

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と言うわけで、機体の基本工作がやっと終わりました! \(^o^)/
翼端灯はこんな感じ。 なかなか良いでしょ!(笑)

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着陸灯(前照灯)もアクリルから切り出して仕込んだんですけど、フィッティング中にクラックが!
やり直しもちょっと辛いし、バルブに見えないこともないので、あまり気にしないことにします。(笑)

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識別灯はこんな感じ。
内部をシルバーで塗装し、レジンパーツを埋め込み。 まぁこんなもんでしょ。(笑)
尾灯と背中のランプは、後で取り付けます。

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さて、各所をマスキングして、これでやっとサフ吹きが出来ます。 あ、カウリングのエアインティクに、メッシュを貼らなくてはなりませんね。
適切な細かさのものを調達する必要があります。
とにかく、次はエンジンに着手します。
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2012年07月02日

1/32 ハセガワ F6F-5 再開 第6回

筋彫り&リベット打ち 終了〜!(TuT)

皆さん、こんばんは。
ヘルキャットは前回のエントリーからかなり間が開いてしまいましたが、ようやくお見せできるような進捗となりました。
士の字になったのは2週間以上も前でしたが、ギャップやずれの大きさは、キットの設計の古さを考慮すれば無理からぬことでしょう。(苦笑)

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ほとんど苦行に近かったリベット打ちも、遂に打ち終わりました!
あちこちに無理やり辻褄を合わせた跡がありますが、まぁ言わなければ分からないだろうということで。(爆)

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カウリング整形時に削除したエアインテイク内の仕切り板は 1.2mm プラ板で作り直します。

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タミやセメントの白蓋でガッチリと接着。

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リベット打ちには、3種類のツールを使用しています。いずれもハセガワのトライツール シリーズで、ケガキ針は全面の基本リベット。その他、Φ0.25mm と Φ0.4mm のリベットスタンパーをそれぞれの個所に応じて使い分けています。

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下面もオミットされたディテールを掘り込み、リベットを打つことによって結構見られるようになったでしょ?
あ、でも脚収納庫内のディテールは、以前にも書いた通り手抜きのままです。 いまさら気にしても後の祭りですし、完成したらほとんど見ることはないだろうと割り切っています。(爆)

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このアングルで見ると、整形したカウリングの形状が分かりやすいと思います。
かなり良くなっていると自画自賛。(笑)

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この後、左主翼前縁に付いている前照灯と、両翼端灯をクリアで表現するために切り欠きを入れました。
ハンズで以前購入した透明アクリル材を使って、それらを表現する予定。 機体はもうすぐサフ吹きに入れますね。
次は、細かい工作としては割りと好きなエンジンの製作に移ります。 コックピットの作り込みは面倒であまり好きじゃないんですけど、エンジンの組み立ては結構好きです。同じ細かい作業なのに不思議です。(笑)
posted by COLT-T at 23:05 | Comment(4) | TrackBack(0) | F6F ヘルキャット

2012年06月13日

1/32 ハセガワ F6F-5 再開 第5回

ついに十の字。

皆さん、こんばんは。
久しぶりにヘルキャットの進捗です。
カウリングの修正を行った後、機首周りと垂直安定板周りにやり残していたリベットを打ちました。

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若干、実機と異なりますが、辻褄を合わせつつ自然な形に落ち着かせました。
多少のズレや歪みは良しとして、そのまま進めます。(笑)

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このキットでオミットされていた、比較的大きな部分。
胴体下部にある、オイルクーラー(?)の排気スリットが、綺麗サッパリ省略されていたので、胴体を彫ってモールドを施します。
ここの部分も、もっと早く分かっていたら、主翼の組み立て前に根本的に手を加えていたと思います・・・。今の状態で出来ることはやっておく、という程度に留めておきましょう。

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ついに、胴体と主翼を接着する時がやってきました!
ここまでの道のりは長かった...。

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このまま丸一日乾燥させたら水平尾翼を接着して、接着跡や段差をパテで修正します。
ここまで来たら、俄然乗ってきましたよ。(笑) 週末はパテで修正した後の部分に筋彫りとリベットを追加しようと思います。

ところで、沼津祭りですが、とりあえず仮組みをしてみました。

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意外に太い胴体ですね。角型の主翼と流線型の胴体の組み合わせは、やはり近代的な印象です。
この進捗はまた別途ご報告しますね。
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2012年06月03日

1/32 ハセガワ F6F-5 再開 第4回

カウリングの修正

皆さん、こんばんは。
零戦祭りの他にも、静岡後に祭りがあちこちで始まって、私も幾つか参加表明をしておりますが、忙しさがもう少しで一段落するので、本格的な製作はそれからの予定です。

さて、というわけで F6F-5 ヘルキャットです。
ハセガワの 1/32 ヘルキャットの最大の肝は、カウリングの形状。 尤も、ヘルキャットにとって、カウリングはあまたのキットを見ても、鬼門と言い切って良いでしょう。(苦笑)
今回は、前回のエントリーでも書いたように、ペガサスさんが作成された図面と手持ちの資料画像を参考に、キットのカウリングを修正して行きます。

とは言え、既に胴体は組み立て済みなので、大規模な修正は出来ません。改めてチェックすると、イメージよりも細いとか、下膨れ感が足りないとか、若干気になるのですが、これらをいじって全体のバランスが破綻することの方が問題です。
という訳で幅はそのまま、カウルリップの周囲を中心に、アウトラインを修正します。
削り込む前に、カウルフラップを全て閉じます。キットのカウルフラップは合いが悪すぎるので、下部だけ使用して他はプラ板を使いました。
あくまで個人的な好みですが、情景模型や何らかの意図がある場合などを除いて、意味もなくカウルフラップを開いているのは、どうにもだらしなく見えて嫌なので、単品作品の場合は基本的に閉じ状態で製作します。

これは修正前のカウリング。
リップの正面が平面チックで、格好悪いです。エアインティクの角度も奥に行くほど下がり過ぎ。

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次は修正後のカウリング。
この時点ではまだちょっと、削り込みが足りないので、この後更に少し削り込みました。
エア インテイクも少し広げて大きくしました。

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正面から見た、修正前のカウリング。

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次は、修正後のカウリング。エア インテイク部分の仕切板は作り直すので取り除いてあります。
また、エンジン部分とエア インテイクにつながる部分の側面を僅かにえくぼを付けて、広げたエア インテイクが目立つようにしました。(殆ど分からないケド...。)

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横から見たらこんな感じ。
これは修正前。

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次は修正後。分かりにくいかもしれませんが、カウルリップを削り込んで、若干丸みを帯びています。

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仮組みしてみました。 そのまま組むと、カウルの取り付け角度が若干上向きになり、ノーズと面一になりません。そこで、ノーズの先に 1mm 程度プラ板を接着して延長して、取り付け角度を調整すると、ノーズと一直線につながりました。
どうですか? かなり良くなったでしょ〜?(笑)

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狙った通りの効果が得られて、満足しています。(笑)
あとは表面を整えて筋彫りとリベットを施せば、カウリングの工作はほぼ終わります。
次は、胴体下部のディテール追加を行う予定です。
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2012年05月27日

1/32 ハセガワ F6F-5 再開 第3回

ハセガワ 1/32 ヘルキャット 再び。

皆さん、こんばんは。
先週の静岡でもらってきた熱気とモチベーションを保ちつつ、次は何を作ろうとあれこれ考えていましたが、ペガサスさんの 1/48 ヘルキャットを生で拝見して、再びヘルキャット熱が再燃しました。(笑)

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というわけで、静岡後のまず1機目はこいつの再開です。
当初からハセガワ 1/32 ヘルキャットの難点の一つとして、カウリング形状があります。そこで、ポリパテで裏打ちして、吸気口があるアゴの形状を修正します。 下の画像では、一度リューターに取り付けた回転ノコでアゴの内側を切り飛ばし、開口します。
カウルのアゴ下を削り込むことになるので、事前にポリパテで裏打ち。 まだ盛りが足りないので、この後でポリパテを充填しました。

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ヘルキャットに関しては、静岡でペガサスさんと結構マニアック(笑)な会話をさせていただいて、ノーズからカウルにつながるアウトラインなども、ヘルキャットの肝であるなど、自分のイメージが誤っていないことを確認出来た次第。 ご自身が作成され、ウェブにアップしている図面も使って構わないとのことで、有難く参考にさせていただこうと思っています。

さて、カウルリップはご覧の通り、形状がいまひとつぱっとしないので、パテが乾燥したら、吸気口を下に開口する予定です。
ノーズ周りのアウトラインは、ペガサスさんが作成された図面や、実機画像を参考に修正していく予定です。


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あと、もう一箇所ディテールを追加しなければならない個所があります。
胴体下面のスリット部分(オイルクーラー?)が、キットでは何のモールドも施されておりません。(^^;
このキットを始めた当初(2年半くらい前)には、大掛かりな手直しを考えていなかったのですが、何年も経つと次第に最初の頃の工作に不満を感じてくるもので、この部分の修正も後から気になり始めた次第です。(苦笑)
とは言え、基本工作が済んだ後なので、大掛かりな手直しは難しいため、ここは無難な工作にとどめる事にします。

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リベット打ちは、8割ほど終わっておりますので、もうすぐ士の字に出来そうです。

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このほかに、手を付けたばかりの 1/72 FM-2 とか、実は仮組みを始めた 1/72 TT-1 Pinto など、お手つきが増えてきてますなぁ。
当面はこのヘルキャットをメインに進め、他のお手つきは気の向くままに進めて行こうと思います。(笑)
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2012年02月19日

1/32 ハセガワ F6F-5 再開 第2回

皆さん、こんばんは。
この土日は、関東地方も最低気温が氷点下となり、終日寒い日が続きました。

さて、UAMC が終わってから色々と忙しくて、なかなか模型をいじる暇が無かったのですが、この土日は久しぶりにゆっくりすることが出来ました。
というわけで 1/32 ヘルキャット。 地道なリベット打ちが続いております。
主翼は、胴体との接着箇所周辺を残してほぼ打ち終わりました。

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続いて胴体のリベット打ちに移ります。パネルラインにはかなり以前に打っているので、桁の部分を追加していきます。

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胴体の一番多い部分は何とか終わりました。 平面が多いのでやり易いです。ここでちょっと仮組み。
やっぱり良いですね。リベットがあると大きなスケールでも間延びせずに、密度感を演出できるように思います。
あとは垂直安定板の周辺とコックピット〜機首周りを打てば、士の字にする前の段階に打つべき個所は終わります。
もう一息で士の字になりそうです! (^o^)

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士の字になったら、一番の難関、カウリングの工作に着手します。

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2012年01月22日

1/32 ハセガワ F6F-5 再開 第1回

皆さん、こんばんは。
この週末から土日にかけて、本当に寒かったですね〜!(>_<)
先月から我が家の電気代とガス代がどーんと跳ね上がっています。
こういう日は、暖かいお風呂に浸かって早めに寝るに限りますな。(笑)

さて、2年以上も放置していた 1/32 のヘルキャットですが、いい加減そろそろ完成させてやろうと、製作を再開しました。
当時は mixi 内の日記に製作記を記録しており、最後のエントリーは垂直尾翼の形状を修正した後で、全身リベットを途中まで打っていたところでした。

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これは打ち終わった下面のリベットパターン。

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と言うわけで、リベット打ちから再開です。
かったるくて忍耐が必要ですが、ただひたすら図面を見ながら打ち続けるしかありません。(苦笑)

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が、いきなりミス! 主翼前縁で回り込み、上面と下面がつながるべきリベットパターンが見事にずれてしまいました。(汗)
しょうがないので一度サフで埋めて打ち直しです。 まぁ、とりあえず上手く修正できたかな。

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それにしても、主翼にリベットを打っていると、以前接着した部分がパキパキと割れてきます。(>_<)
しょうがないので、主翼のリベット打ちがあらかた終わったら、接着し直すしかないですね。 そしてガッチリと士の字に接着、胴体と全体のリベットを仕上げて行きましょう。

さて、これ以外に 1/72 か 1/48 にも手を付けたいんですが、まだ具体的に決まっていません。
先日購入したエアフィックスのソードフィッシュにしようかなぁ、と思ってるんですけどね、他にもまだ作りたいものがあるし、う〜ん・・・。
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2012年01月03日

エデュアルド 1/72 F6F-3 ヘルキャット 最終回

皆さんこんばんは。
あらためて、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

さて、前回のエントリーで取り急ぎご報告しましたが、F6F-3 ヘルキャットが完成しました。

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第6回のエントリーの後から、仕事が忙しくなって、製作も進まないしブログを更新する余裕もなしの状況でしたが、正月になってやっと落ち着いて仕上げることができました。

基本塗装が済んだ後、小物パーツの塗装などを行います。
ここには写っていませんが、ブレーキパイプは Φ0.2mm のやわらかい金属線(おそらくニクロム線?)を入手したので、これを使いました。 意外と Φ0.2mm のやわらかい金属線って無いんですよね。 真鍮線だと硬すぎて扱いにくいので、これは重宝しましたよ。
あと、これもまた写ってないですが、キットのピトー管はなぜか三角のヒレがオミットされていたので、プラ材で付け足しています。

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デカールを貼っていきます。
マーキングは、お気に入りのシャークマウス。プリンストン搭載機にします。
ゴメンナサイ。詳細な画像を撮っていません。(汗)

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で、途中すっ飛ばして(苦笑)完成でございます。

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シャークマウスのヘルキャットを側面から見ると、トライカラーとあいまってホオジロザメのイメージを醸していると思いませんか?

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エデュアルドのキットは胴体の形状、特にコックピット周辺から機種にかけての造型は雰囲気がよく出ていて素晴しいと思いました。

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コックピット内部は付属のエッチングパーツでディテールアップ。

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1/72 のヘルキャットにやっと決定版の登場です。嬉しいですねぇ。(笑)
他にも好きなマーキングのバリエーションがあるので、そう遠くない時期にまた作りたいキットです。

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来月 4日、5日は横浜で開催される UAMC に参加予定です。 もちろんこれも持ち込みますので、お近くにお住まいの方は是非お越し下さいね。
さて、次は何をつくろうかな〜。 先日話題にした九七式艦攻も良いなぁ〜。 あと、1/32 の F6F-5 が仕掛かっているので、そろそろ再開しようと思います。
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2012年01月01日

今年の完成第一号! ヽ(^。^)ノ

皆さん、こんばんは。
日が変わらないうちに、取り急ぎご報告。(笑)

エデュアルドの 1/72 F6F-3 ヘルキャットが完成しました。

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昨年中には間に合いませんでしたが、むしろ 2012年の完成第1号が元日というのも、めでたいな、と。(笑)
後ほど詳細をアップしますね。
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2011年12月11日

エデュアルド 1/72 F6F-3 ヘルキャット 第6回

皆さん、こんばんは。
昨夜の皆既月食はご覧になれましたか?

私が住んでいる地域では、時折薄雲が広がったものの、皆既月食の時点では雲も取れてバッチリ見ることができました。(笑)
あいにく私の持っているレンズでは、これが精一杯。高倍率の望遠が欲しくなりましたよ。(苦笑)

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さて、ヘルキャットですが、いよいよ塗装に入りました。
コックピットや、増槽を取り付ける穴を塞ぐため、マスキングを行います。
後方小窓のマスキングは、付属のマスキングシートを使いました。
さすがに純正。形状はドンピシャでした。(笑)

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まず、いつも通り 1200 番のサーフェイサーで表面を整えます。乾燥したら、ペーパーとラプロスでゆず肌になった部分を均しました。

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次に、フィニッシャーズのファウンデーション・ホワイトで下地を作ります。

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下面はインシグニア ホワイトを塗装した後、インターミディエイト ブルー、グロス シーブルーと重ねていきます。
吹き返しが付着したり、はみ出した場合は色を変えてタッチアップ。
色が置けたら、クリアーを全体に吹いて、デカール貼りのための準備ができました。

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ここでそろそろ、脚などの小物パーツを用意しましょう。
次回は、小物の塗装が終わったら、デカール貼りに進みます。
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2011年12月04日

エデュアルド 1/72 F6F-3 ヘルキャット 第5回

皆さん、こんばんは。
12月になったらいきなり真冬の寒さが襲ってきて、体調管理が大変です。
今週は予想以上に仕事が忙しくて平日の製作が思ったように進めることができませんでした。今年中に完成させるためには、土日を有効活用しなければイカンですねぇ・・・。

さて、後回しにしていたライト類の工作を行います。
胴体下面の識別灯は、ちょうどタイムリーに Quickboost の U.S. Recognition lights が発売されていたので、これを使ってみます。

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レジンなので、一応離型剤を除去しておきます。
洗浄液につけて乾燥させた状態がこれ。と言っても、何も変化なしですね。

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胴体にはまず、ドリルで穴を開けますが、最初にニードルで位置決めしておきます。次に Φ0.3mm のドリルでガイド穴を開け、Φ1.4mm まで徐々に口径を大きくしていくと穴の位置がずれません。 Φ0.8mm くらいまで貫通させていますが、それ以降は胴体の肉厚の半分くらいまで掘って、止めます。 これはレジンを埋め込む際に、貼り合わせた胴体に滑り落ちるのを防ぐ配慮です。

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で、穴のほうにシルバーを塗った後、レジンを埋め込んで成型した後がこれ。まぁこんなもんでしょ。やっぱりそれ用のパーツを使うと楽ですね。(^^;

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過程の画像を撮っていませんでしたが、次は翼端灯を透明化しました。
ヘルキャットの翼端灯は、中の電球に色が付いていて透明カバーで覆うタイプです。

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次は排気管です。
キットは胴体にしょぼ〜いモールドがあるだけです。いくら殆どの部分がカウリング内側に隠れてしまうといっても、ちょっと見栄えが良くないので、レジンパーツに置き換えることにしました。まずは、モールドを削ります。

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次に Quickboost のパーツを接着します。

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カウリングを付けてみます。
う〜ん、やっぱり良いぞ♪

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このキットはホントにプロポーション良いですね。

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さて、これでサフ吹きの準備ができました。
しっかりとマスキングをしていよいよ塗装の段階に移れそうです。
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2011年11月23日

エデュアルド 1/72 F6F-3 ヘルキャット 第4回

皆さん、こんばんは。
祝日の今日は、少々停滞していたヘルキャットの製作を再開しました。

まずはカウリングの組み立て。
リップの形状が良いですね。 欲を言えば、空気取り入れ口がもうほんの少し大きく開いていて、仕切りももう少し大きめでしっかりしていたら言うこと無しなんですが、全体的な雰囲気とのバランスで考えると、殆ど気にならないでしょう。

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裏からは、エッチングのメッシュを貼り付けています。
乾燥後に接着跡は当然消していますが、上部は中央から左右に分割する構造になっているので、改めてスジ彫りを施す必要があります。
部品同士は合いは高いのですが、それでも若干接着部分が痩せて筋が現れてしまうので、カウリングと胴体は接着部分にサーフェイサーを筆塗りしておきます。

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乾燥させているうちに、エンジンの組み立てを行います。
シリンダーはクレオスの黒鉄色にシルバーを2割ほど加えたものを吹きます。
ギアボックスはエンジングレー。プッシュロッドとギアボックス上部の突起物は半ツヤの黒。

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ちなみに、カウリングの内側も半ツヤ黒で塗りました。
本来ならば、機体内部色またはライトグレーといった色なんでしょうけど、模型的にしっくりこないので、あえて半ツヤ黒にしています。
カウリング内側に光が当たると、グリーンが目に飛び込んでくるのは、なんかカッコ悪いと感じるもので...。(^^;
そういう意味ではライトグレーでもよかったんですが、見えない部分は黒で塗っておいたほうが見せたい部分が引き締まる、という経験則に従いました。

さて、御託を並べているうちにエンジンが組みあがりました。
エッチングのプラグコードは、やっぱりイマイチですねぇ。 長さとうねりが最初から決まっているので、自由度が無くてゴマカシの連続です。
ぱっと見はまぁまぁ、ですかね。(苦笑)

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というわけで、エンジンとカウリングを仮組みして、プロペラを付けてみました。
う〜ん、良いですね。 エデュアルドの Hellcat はクォリティ高いです。

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次回は、後回しになったライト系の工作を行います。
posted by COLT-T at 18:40 | Comment(4) | TrackBack(0) | F6F ヘルキャット

2011年11月16日

エデュアルド 1/72 F6F-3 ヘルキャット 第3回

皆さん、こんばんは。
今日は寒かったですねぇ。 関東地方でも最低気温が 10℃を割り込んだそうです。

さて、ヘルキャットですが、苦手なエッチングのシートベルトも大きなトラブルもなく無事に処理できました。
こうしてみると、やっぱりエッチングパーツを使うと精密感が向上して、効果はありますね。
少しずつ扱い方にも慣れてきたように感じています。(笑)

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コックピットができたので、胴体を貼り合わせました。
後方窓は、ブロックごとクリアパーツになっていて、-5型への差替えのためと同時に、接着や塗装時の処理の難しさを解決しています。
ちなみにこの後方窓のあるシート後方の内部色はライトグレーとなっています。前回のエントリーの最後の画像に、内部を塗り分けた胴体がちょっと写っています。
うっかりジンクロメイト タイプ1 のまま閉じてしまわぬよう注意。

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胴体の貼り合わせが乾燥したら、先週組んでおいた翼を取り付けるのですが、胴体のくぼみと翼のサイズがゼロ寸法に近い状態で、そのままだと根元まで差し込むことができません。
なので、主翼の差込み代をデザインナイフでカンナがけします。 これでちゃんと差し込むことができました。
あとは流し込み接着剤を使ってがっちりと接着したら、士の字になりました。 まだエンジンには手をつけてませんけど、とりあえずね。

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排気管は胴体にショボくモールドされているだけなので、削り取って Quickboost のパーツに置き換える予定です。

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あと、1/72 ではモールドすらオミットされている胴体下面の識別灯をどうにかしなきゃ。 クリアのプラ材で自作するか、また Quickboost で逃げるか?
これらはまた次回。
posted by COLT-T at 23:15 | Comment(4) | TrackBack(0) | F6F ヘルキャット

2011年11月13日

エデュアルド 1/72 F6F-3 ヘルキャット 第2回

皆さん、こんばんは。
だんだんと冬が近づいてきましたね。

京都から帰ってきて5日が経ちましたが、未だに余韻を感じています。
毎年訪れたいところですが、さすがにお金もかかるわけで、再来年にまた行こうね、と話しています。(笑)

さて、ヘルキャットですが、コックピットの作り込み中です。
仮組みを行ってみたところ、まぁ 1/72 としては平均的なパーツ構成です。横にあるエンジンは、後列も再現されていて独自にディテールアップするにしても、好素材ですね。

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コックピットですが、インパネは 5型用のモールドがあり、中央の水平儀が一段高くなっているので、このままではエッチングパーツが取り付けられないので、削り取ります。

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とりあえず、機体内部色を吹きます。
今回は、インパネ自体の厚みは削らずに、説明書通りそのままエッチングパーツを貼ってみます。

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で、インパネやサイドコンソールはこんな感じ。
やっぱり、フロントのインパネはモールドを削らなかった分、ちょっと厚めですかね。
整形時にエッジの塗装がはがれた部分をつや消し黒でタッチアップしたら、厚みが目立たなくなったので、良しとします。(笑)
ツマミやレバーは本当に小さいので、ピンセットの先で飛ばさないように、慎重に作業します。実は、1個飛ばしてしまいました。幸運にも見つかりましたが。(笑)

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右側のコンソールは、上面のツマミが集中している部分は黒いネームプレートで仕切られているのですが、キットのモールドや塗装指示は何も無いので、0.5mm 位に細切りしたマスキングテープで仕切って、半ツヤ黒を塗りました。 予想以上に上手くいってご機嫌です。ヽ(^。^)ノ
この幅でマスキングが上手くいくということは、色々と応用が利くでしょうね。

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仮組みの状態も良好。 あとは、一番苦手なシートベルトを処理できれば、胴体を接着出来ますね。
それはまた次回。
posted by COLT-T at 19:20 | Comment(8) | TrackBack(0) | F6F ヘルキャット

2011年11月03日

エデュアルド 1/72 F6F-3 ヘルキャット 第1回

皆さん、こんばんは。

先日、エデュアルドの 1/72 F6F-5 が発売になって、これで 3型と5型の両方が揃いました。\(^o^)/
と言うわけで、まずは 3型から製作を開始します。

胴体を仮組みしてみましたが、プロポーションやディテールの考証が抜群に良いです。 特に、カウルリップの形状は文句のつけようがありません。(感涙)
資料は戦時下の不鮮明な画像が多いことに加え、アングルや光の当たり方などでさまざまな要因で見え方が変わりますが、多くの資料画像と見比べてみて、おおむね遜色ないことが分かりました。

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こうなると、俄然やる気が出てきます。(笑)
まず、機銃の作り直し。 Φ0.7mm の真鍮パイプに Φ0.4mm のパイプを合わせ、後ろから同じ径のプラ棒を差し込んで、銃口の出っ張り具合を調整。何故根元にプラ棒を入れたかと言うと、銃身のカバーから顔を出す銃身が、0.3mm 程度なので、プラ棒を併用したほうが微調整しやすいと考えたからです。

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主翼について、エルロンの内側にリブが無いので、仮組みの際にぐっ、と押し込むと沈み込んで、エルロンの蝶番部分が折れかかってしまいました。(汗)
なので、沈み込み防止に 0.5mm 角のプラ材を噛ませました。
あと、機銃はキットのパーツから銃身を切り飛ばし、基部にドリルで穴を開けて接着。

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先ほど作った銃身を仮組み。
ん〜、なかなか良い感じ♪

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このあと、主翼を貼り合わせました。
若干接着跡が目立つので、パテで埋める予定です。
posted by COLT-T at 22:33 | Comment(6) | TrackBack(0) | F6F ヘルキャット